ちょっと軽い本を読もうと書棚を物色して
いたら、永島夫人に頂いたマンガ本があっ
たので再読、未刊行作品だったようだ。
彼はざっくりと3つの時代に分かれるが、
1.貸本から漫画家残酷物語まで
2.虫プロから漫画のおべんとう箱まで
3.隠居漫画家として
そうなんだ、わたしはこの隠居漫画家に思
い入れをしていたことがあった、こういう
志向があったのだ、彼の影響とは云わない
が燃え尽きるとか頑張りぬくとかやり通す
とかではないものにあこがれていたのだ。
永島慎二もこの第3期の作品が再評価され
時がくればいいのにと思う。この人生激情
もしょうもない話なのだが絵がすごくいい、
いかに線の魅力を出すか、へたに描くかに
苦心してたかに見える。楽しんだ。