出口治明「全世界史」 (上)(下)

文庫2冊で世界史5000年を語る、わからな

いところは流しながらも読み切ったぞ。

高校は2年3年と2年間にわたって世界史の

授業があった、受験で選択しようがしまい

が関係なしである。わたしは選択していな

かったので、ボーとほおずえをつきながら

(あるいはこっそり別の勉強をしていたか)

教師の熱弁を聞いていた。中世から英国、

仏国の国王の変遷がとくに印象があるのだ

が、一方で中央アジアや中東あたりの国、

王朝についての話はほとんど記憶がない。

この本では世界はいつも全体で動いており、

横の関係が重要であり、中国からアジアを

含む知らないことだらけの世界史であった。

世界史をざっくりたどっていくとおよそ戦

争の歴史である、大昔は寒波が来て住めな

くなって南下したら先住民がいて追い払っ

たみたいなところから、民族なのか宗教な

のか国家なのかの理屈で争いは尽きない。

それが世界史なのだとあらためて戦慄する。

全世界史 上巻 (新潮文庫)

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全世界史 下巻 (新潮文庫)

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