色弱2:紹介2

わたしは色弱者であるが、日常で困ること
はあまりない、あるといえばあるのだがし
のいでいける経験をつんできたのでたいし
たことはないと思ってきた。鈍感というか
無頓着というか楽天的というか。
しかし日本だけでも数百万人の色弱者がい
るのに大きな声がでず、苦労している人も
ハンディになってしまった人もいることを
承知している。こどもが色弱と知りショッ
クを受けられる親御さんも多いと聞く。そ
れで色弱者を含むすべての人に見分けられ
やすい色使いをするカラ―ユニバーサルデ
ザインという考え方が広まりつつある、そ
れはいずれまたとして。
わたしの場合、あまり気にならなかったの
は、無意識にそれを排除していた、逃げて
いたからだ、見えている色を情報として捉
えないという訓練をしていたのではないか
と思うに至った。
わたしは他の色弱者とほとんど会ったこと
がなかったし、それに係る会話をしたこと
がなかった。よって色弱というものの知識
をまったく持っていなかった。だから少し
勉強して、わたしはなにを見ているのか知
りたいと思う。(続く)