春休みの覚書(4)

働く、いや違うな、仕事に行くというのは
結構意味のある、大切なことだったとあら
ためて思える。月金で毎日朝に家を出て夜
帰ってくる、土日は休み。忙しい日も普通
の日も出張もルーティーンで仕事に行く、
毎日一日の半分近くをそれに取られていた
わけだ。
さて、仕事を辞めて、これからは全部自分
の時間、やりたいこともあるしと思ってき
た。そう、現実にやろうと思っていたこと
の準備をはじめ、まったく予定してなかっ
たことにも申し込みをして、勉強もして(
怠けているけど)、まだまだ引越し片付け
もあるし大忙しといったところ。
ところが、それでも毎日毎日仕事に行くの
とは違う、厄介な仕事が待っていても、体
調がそれなりに悪くてもある種機械的に行
くのとは違う、それは大きな意味があった
んだなと思える。
いま、忙しくてもなんとなく心許ない、満
ちていない。なんども云うけどわかってい
るのだ、これからは「ものさし」が違うの
だと。時間がかかる。