高峰秀子「私の渡世日記(上)(下)」

わたしの渡世日記〈上〉 (文春文庫)
わたしの渡世日記〈下〉 (文春文庫)
GW5連休の最終日、高峰秀子について長
文を書いたが消えてしまった。書き直し。
高峰秀子はランキング1位の大女優らしい、
二十四の瞳などで有名だがリアルタイムで
見たことはないしそこまでとは思っていな
かったが、女優だけでなく文筆家であり、
かつ背筋が一本通ったしっかりした生活者
であることがわかってきて、読んでみた。
戦中戦後の銀幕の大スターであり、少女時
代から親戚縁者を養い、そこから逃れて確
かに生きる一代記は見事な自伝である。感
心した。昔、映画館で初めて観た「名もな
く貧しく美しく」は夫、松山善三の作品で
あり、そうかそこにも私の縁があったかと
振り返る。