「ぼくとアールと彼女のさよなら」

いい映画を見た、いやなんだかじわあと気
にいった映画を見たと云おうか。日本未公
開でテレビで放送されたが、ロバート・レ
ッドフォードがやってるサンダンス映画祭
でのグランプリとの謳い文句の青春映画と
いうので見てみた。いわゆる女の子の闘病
映画なんだけど、お涙頂戴恋愛映画とはま
るで違う、よく説明できない映画だ。
映画オタクの冴えない高校生なので、映画
「桐島・・」に似てるともいえるのだが、
これが実に味わいがある。ずっと名作のパ
ロディを作っていて最後に彼女のためにオ
リジナルを作るんだけどなかなかうまくい
かなくて、でも主人公がオリジナリティの
ある存在になっていくのと重なるようにみ
える。原題は「ME and EARL and the dying GIRL」
とストレートなのだがこれでいいと見てみ
るとわかる。あとに残る。