池井戸潤「下町ロケット」

下町ロケット (小学館文庫)
正月からむつかしいというか厄介な本を少
しづつ読みながら、一方でぐいぐい読める
本を探して、はじめての池井戸潤
半澤直樹は本もテレビも見てないがこの作
家のことは直木賞をとってわりと明朗な小
説を書くのだと思ってきた。そして下町の
中小企業の活躍話なので面白さにまちがい
ない、堪能した。でもどうなんだろう、登
場人物がわかりやすすぎる、ストーリーが
物語すぎるように思える。
ここまで元気で痛快な小説にちょっと不満
を云うのは欲張りなのかな。