ピッコロ劇団「かもめ」

かもめ (集英社文庫)
チェーホフのかもめを尼崎のピッコロシア
ターで観た。チェーホフは京都の地点で櫻
の園を観たのでこれで2作目。櫻の園はな
んとなく貴族の没落を描いてはいたけれど、
かもめはなんなのか、ただの果たせぬ恋な
のか、きっとそうではないのだろう、近代
の不安というものなのだろうか。
芝居はオーソドックスな演出か、地点があ
まりに奇抜だったのでいささかものたりぬ。
兵庫県は自前の劇場と劇団を持って先進的
でうらやましい。