寂しさの歌

昨日の「詩のこころを読む」を読んでいた
とき、最後の方で金子光晴の「寂しさの歌」
が出てきた。茨木のり子はこの詩を代表作
と云い、私はまるで知らなかったけど。そ
れでとても驚いたのだが、すこし前にwebで
平田オリザの三つの寂しさと向き合うとい
うエッセイを読んでいて、金子光晴の詩を
引用しつつ、最近の納まりの悪い気分を
「寂しさ」と表現することに、私にはちょ
っとひっかっていたところだったからだ。
いまちょうど平田オリザについてすこし興
味を持って「文藝別冊平田オリザ」を買っ
てきて読んでいたところなので、オリザと
茨木のり子金子光晴がつながった不思議
な気分なのだ。
「寂しさ」とはこういうときに使うのか。