網野善彦「歴史を考えるヒント」

歴史を考えるヒント (新潮文庫)
網野善彦の本が新潮文庫に入ったのではじめて
読んでみた。百姓は農民ではないという言葉が
日本の歴史、特に中世の全体像を大きく見直す
ことになるという話はわかったようで、でもよ
くわからないというのが正直なところ。学者っ
てほんとに細かいところまで調べて理詰めで学
説をたてるのだな。それを素人のみんなが右だ
左だと勝手な批評をして。
世の中わからないことだらけだ。TPPも景気
高揚策もてんでわからない。政治家にキャーキ
ャー熱狂するのもわからない、賛成とか反対と
かすぐに意思表示できるなんて、みんなすごい
なあと思う。
だから日本という名前はいつごろどこからきた
かなんて意味があるのかないのかわからないよ
うなことを研究している人がいてもいい。