池田理代子「ベルサイユのばら」

ベルサイユのばら 愛蔵版(第1巻) (Chuko★comics)
子供がマンガを捨てるというので、ベルサイユのばら愛蔵版
上下2冊(なんと2冊で200円のブックオフ品)を読んだ。
1972年の作品のベストセラーであり、宝塚で大ヒットし、
映画にもなり、作家はテレビにも出て、その作品の名声はよ
く知っていたが読む機会もなくここまできていた。
さて、勝手に思っていた話とかなり違う。オスカルとアンド
レの話だけだと思っていたが、フェルゼンという貴族が大き
な位置を占めているし、フランス革命の話も結構しっかりと
りこまれていて、実在の人物と創作の人物をからませて、し
っかり面白かった。
フランス革命については、2010年1月27日の本ブログ
のとおり、「物語フランス革命」という新書で大きな流れを
つかんでいたので、より面白かった。先にベルばらを読んで
おけば学校のテストももっとできたかもしれない。
オスカルのキャラはありえないトンデモキャラだけど、圧倒
的な魅力にあふれており、その筆力はすごい、池田理代子
すごいと感心、名作には名作といわれる理由がある。