姜尚中「在日」

在日 (集英社文庫 か 48-1)
いまや日曜美術館の司会者でもある教授のわかりやすい自伝。
このなかで牧師の方が、犠牲を強いる活動、運動をしなくて
も、もっと大きな視野で、すぐに負けと受けとめる必要がな
い、いつの日か・・・という発言をされたところに感じると
ころがあった。正義や純化の危険性を説明するのはけっこう
むつかしいものだから。