-035-松本修「全国アホバカ分布考」

全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)
私は一度も見たことがないのだが、高視聴率番組の
探偵ナイトスクープのなかで、大阪のアホと東京の
バカの境はどこかというあほらしい話題から、
はるか歴史をさかのぼり雄大な学問の世界へ入り込
んでいく過程は心踊るものがあった。途中から
むつかしくなりすぎて苦労したが、それでも「知る」
ことの喜びはこういうことなのだと実感させてくれた。(105)