小熊英二「民主と愛国」

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性
1000ページ近い大作。6300円なので手が出ず、図書館で
ようやく借りる。しかしそのためか挫折、やはり走り読みに
なってしまい、かつ、頭悪く理解できない部分も多い。
戦後日本のナショナリズムはどう育っていったかを、戦後の
知識人の思想と行動から解きほぐしていく。
それは一筋縄ではない。また、それぞれの戦争体験がこんなに
影響を及ぼしていることは意外。こういうことの上に、
私たちの社会があり政治があるのだと強く思う。
やれやれ。