2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

周防正行「シコふんじゃった。」

キネ旬1位だとは思わなかった、ようやく 見た。周防監督はテーマを決めて映画を作 るところが伊丹十三と似ていると思う。 一般作品1作目が坊主、2作目これが相撲と 意外なものをもってくる。 それで1位か、うーん、そうなのか。 シコふんじゃった。 [DVD] 本…

デンゼル・ワシントン「アンストッパブル」

ノンストップムービーなのだがなかなかよ くできた映画だった、途中でやめられない そのとおり。徐々に主人公たちの抱えてい るものも明らかになり話に厚みもでてくる。 しかし、しかしなんだな、ラストが簡単す ぎないか、車が並走して運転席に人を送り 込…

S・スピルバーグ「宇宙戦争」

公開当時評判はよくなかった、宇宙戦争と いうタイトルはお門違いだし、まあつっこ みどころ満載なのだが、いかにもスピルバ ーグらしい映画だった。 ティム・ロビンスが存在感があったが、宇 宙生物は陳腐な檻とか存在感がなかった。 ラストで、ボストンの…

「おかえり、はやぶさ」

テレビで放映されたので録画して見た。 当時「はやぶさ/HAYABUSA」を見たのだが (西田敏行のです)、「はやぶさ 遥かなる 帰還」(渡辺謙のです)は見た記憶はなかっ たが、2作とも見ていたことが判明。だから これで3本とも見たことになる。 結果、3本のう…

サム・ペキンパー「ワイルドバンチ」

サム・ペキンパーというのでバイオレンス アクション映画かと敬遠したが、ウィリア ム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイ ンと名優が出ていて評価も高いようで見た。 マカロニウエスタンではない、アウトロー の滅びの美学とでもいうのか、なかなか大 柄…

ヒッチコック「裏窓」再見

こちらも何回目の裏窓だろう。 何度見ても裏窓の最初のグレース・ケリー 登場の超アップかつカメラ目線(観客目線) には驚く。たぶん映画館では見たことがな いように思うが、知らずに映画館で見たら のけぞったのではないか。 看護婦のセルマ・リッターは…

疲れる2

たまに愚痴を書き込むとなにか吐き出して 軽くなったような感覚と吐き出したものの 愚かさに重くなった感覚が共存して、どち らかといえば後者が勝ってしまう。 今日は快晴で大洗濯と掃除を手伝って、午 後に思いたって墓参に行って近くに郊外型 スタバをみ…

疲れる

3年振りにスマホ更新に行ったが、話がぐ しゃぐしゃで、かつ土壇場で在庫がない! 帰ってきた、出直し。どうしてスマホを買 うときの説明はあんなにむちゃくちゃなん だろうといつも思う。(自分は棚に上げて) ご老人なんかは言いなりだろうな。(SBじ ゃな…

グレゴリー・ペック「拳銃王」

先日、「ローマの休日」をテレビで放映し ていたので何度目かにかかわらず見た。グ レゴリー・ペックは華があって全米ベスト ワン俳優だとあらためて思う。「アラバマ 物語」「ローマの休日」「大いなる西部」、 そうか大いなる西部は都会から来た男だっ た…

「カラマーゾフの兄弟」第二巻読了

第二巻読了。ひとつ目の壁である大審問官 のところ、ふたつ目の壁であるゾシマ越え、 ともに走ってとにかく読み流す。両者とも 深く理解したわけではないがなんとなく云 っていることはわかる、もういちど戻って 読み返すかもしれない。 とにかく二巻終わっ…

レア・セドゥ「アデル、ブルーは熱い色」

こんどはもう一方の愛のかたち。 カンヌのパルムドール作品、しかも主演の レア・セドゥーと二十歳のアデル・エグザ ルコブロスも受賞。特にアデルのつくりも のでないような顔の表情がいい、カメラに 映ってないような自然な顔にどぎまぎする。 ストーリー…

アン・リー「ブロークバック・マウンテン」

ひとつのラブストーリーである、理屈でそ う理解する。1960年代の中西部なのだから いまとは比にならない厳しさ、かつ宗教感 も絡んでくる。アン・ハサウェイがでてき てびっくりした。 アン・リーは「いつか晴れた日に」「グリ ーン・デスティニー」「ライ…

「カラマーゾフの兄弟」あんちょこ(途中)

井上ひさしはあんちょこを作って読書する と読んだことがあるが、カラ兄では話が複 雑みたいだしロシア人名がわからないので それを作らないと読めないとwebで探した らイラスト入り相関図というのを見つけた ので、これならと自分で作りながら読んで いる。…

「カラマーゾフの兄弟」第一巻読了

この夏の宿題は「カラマーゾフの兄弟」を 読むことだった。ところが「三体」が割っ て入ってきて結構時間がかかってしまい、 夏の終りに読み始めることになってしまっ た。大学生なら9月末まで夏休みだからま あいいか。村上春樹がつよく推しているの でいつ…

山本薩夫「白い巨塔」

いまになってこれをテレビで見られるとは 思わなかった。学生の時、この文庫(何巻 だったか)を買って読みだしたら止まらず 徹夜して翌日の講義もさぼりひたすら読み 終えたことを思い出す。 その映画化、田宮二郎は圧巻、でも取り巻 きの東野英二郎、小沢…

アラン・ドロン「テキサス」

アラン・ドロンがハリウッド進出した時の 作品らしい。アラン・ドロンは二枚目色男 のイメージだが、フランスでは1960「若者 のすべて」1963「山猫」等しっかりした主 張のある映画に出ている。 なのにこれはなんだ、馬鹿々々しかったか な、楽しかったかな…

ウディ・アレン「カフェ・ソサエティ」

ウディ・アレンの見残したのを機会を捉え て見ている。これは2016年、わりと新しい のに見ていなかった。ジェシー・アイゼン バーグがウディ・アレンのようなセリフ回 し機関銃のよう、気の利いたセリフでおし ゃれなロマンチック・コメディ。アレンが でて…

「カセットテープ・ダイアリーズ」

2019年のイギリス映画。パキスタンの移民 の高校生の成長物語。1980年代のサッチャ ーの時代の移民が排斥されていた時代に、 B・スプリングストーンの歌を聴くことに よってつらさを乗り越えいく、映画の中で も歌が流れ、歌詞が画面の中で踊りだし、 しか…

木版34:口縄坂(大判)2

大判の口縄坂もカットを入れることにした。 これで完成とする。 300×450 3版3色 ktoshi.hatenablog.com

アン・ハサウェイ「インターステラー」

アン・ハサウェイとマット・デイモンとい うから宇宙ものと思い見た。うーん、まる でわかりませんでした。webで説明を読ん でもよくわからない、地球を救おうという 時に娘との愛情なのかというのも・・・。 どうも読んだ「三体」と似ている、「時空 の歪み…

揺らぎ

オリンピックのまったく知らなかったOの ことはダメだけど、好きだったKのことは 過去のその場だけのことだろうと寛大とな る。あのAはnoだけど、このSはnoでもた たき上げでのし上がってきたんだねとすこ し寛大になる。 詳細はなにも知らないくせに、理不…

劉慈欣「三体Ⅲ 死神永生」(上下)

「三体」全5冊の4,5巻を読了。 これはさらにSF、リアリティはほぼなし、 SFファンじゃないとちょっとつらい、や っぱり飛ばし読みしてしまった。 宇宙人類史SFにいろんなバリエーション を加えて読ませるのはうまいと思う。で もなあ地球から離れ、仲間た…

映画「お名前はアドルフ?」

2018年ドイツ映画。タイトルから話が予想 できるのだが、それだけでは終わらないと ことがよくできている。というか夫婦と弟 夫婦と親友の5人、インテリ男をはじめ論 争好き、そしてタイトルのとおり生まれて くる息子にこの名前を付けるという発言か ら大論…