2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アネット・ベニング「アメリカン・プレジデント」再々見

好きなアネット・ベニングなので、また見 てみようと思ったら、再々見だった。 それほどの話ではない、ファンタジーであ る。大統領に会って誘いに応ずるのは最初 は未知な世界への興味だったのか、ミーハ ーな気分だったのか、やはり魅力的だった かどうな…

キーラ・ナイトレイ「はじまりのうた」

音楽もビジネスだということがよくわかる。 でも音楽はそれだけで意味があることもよ わかっている。ミュージシャンは感動や夢 を与えたいとは云わない、聴いてほしいと いうだけ。名曲が多く流れる、知らない曲 も多いのだけど。はじまりのうた BEGIN AGAIN…

メナード美術館「田渕俊夫と日本画の世界展」

GWは外出しないようにと、ずらしてメナ ード美術館へふらふら出かけた。田渕俊夫 のシャープな輪郭線による構造物、建築、 ダム等の絵が好きなのだが、いろんな手法 の描き方も楽しんだ。 メナードもちょっと座って一息つくところ があるといいが、展示室は…

森まゆみ「『青鞜』の冒険」

これは平塚らいてふが作った「青鞜」の歴 史を、森まゆみが作った「谷根千」と重ね 合わせながらを振り返るという作品で、と ても興味深く読んだ。 平塚らいてふは勝手に思っていた解放闘士 ではなく中産階級の自由人であるとイメー ジを新たにした。そもそ…

木版25:市之倉の坂

もう一枚大判で制作。30×45。 じつはさらにもう一枚あるのだけど、それ は後日に。

木版24:口縄坂(大判)

先の15×20サイズの口縄坂を、大判の 30×45にリメイクして制作した。 電線は省いた。 ktoshi.hatenablog.com

ソン・イェジン「私の頭の中の消しゴム」

このタイトルの韓国映画がヒットしていた ということは知っているけど、中身は知ら ないし、ソン・イェジンも知らなかった。 で、テレビで放映していたので録画して見 た。若年性アルツハイマー病の話、若くな いけど「博士の愛した数式」を思い出す。 で、…

映画「マエストロ!」

マンガを読んで、いま無料映画で見られる ことがわかり見た。松坂桃李はなかなかい い仕事をしている、バイオリンをほんとに うまく弾いているようにみえる。 内容はマンガとほぼ同じ、楽しんだ。映画 館でやっていたのか、まるで知らなかった。 映画館情報…

豊川悦司「丹下左膳 百万両の壺」

丹下左膳は有名なキャラなのに、テレビや 映画で見たことがない。映画では大河内傳 次郎(見たことがない)が当たり役らしい がどんな話かも知らない。隻眼隻手のニヒ ルな正義の味方というイメージで、弱みの ある人が超人的な活躍をする神話的なもの を表…

瀬戸物を買いに

名古屋探訪シリーズというわけではないが、 瀬戸へ行った。はじめてではないのだがい わゆる陶器の瀬戸という目的で行ったのは はじめてのこと。 多治見、土岐につづいて瀬戸、普段使いの 食器を買いに、コロナなので車で、見学、 買物だけをして、食事もせ…

池井戸潤「下町ロケット ヤタガラス」

下町ロケット4作目。 まとめて4冊買ったのでようやく読み終え た。といってもすいすい読めるので読めば 早い。こんどは農業の話、自動ロボット農 業機械の開発の話である。話しの組み立て はうまい、企業競争はこんなものだろうが、 見事にいいところに落と…

この3点(5)大森一樹

帰郷引越しを機に、本を半分くらい処分し たので、探したら大森一樹の本はこれしか なかった。何冊かエッセイ本やメイキング 本を持っていたんだけど。 大森一樹はキネマ旬報でメジャーデビュー とか大々的に取り上げられて「オレンジロ ード急行」を観て、…

この3点(4)磯田和一

元々は漫画家だったようだが、イラストレ ータとして活躍した。ヨーロッパ旅行記で 知り、街のイラストなどが好きだった。本 の絡みのイラストも好きで、まだこれから もっと売れるかと思っていたが72歳で亡く なった。イラスト原画展を観たかった、買 って…

こまつ座「日本人のへそ」

名古屋市民会館(日本特殊陶業市民会館フ ォレストホール)へ行くのは20数年ぶりの ことだ。当時でも古くなっていたのにまだ 建替えがままならないのはなぜだろう。 さてコロナ渦で、でもこれはぜひ観ておき たい芝居(栗山民也演出)だったので覚悟 して行…

エマ・トンプソン「ハワーズ・エンド」再見

先日、久しぶりにエマ・トンプソンを見た ので、続いて本命を再見。 イギリスの作家フォースター(読んだこと なし)の原作を映画化、富裕層と貧困層、 金利生活の上流市民と新興実業家、女性の 意識の向上、目覚め等がよくわかる。文学 的な映画で、眺めの…

マルクス兄弟「我輩はカモである」

とうとう見ることができた、コメディの古 典。マルクス兄弟も断片でなくしっかり見 た。ギャグの連発らしい、英語が聞き取れ ないので面白さが10分の1くらいだろう、 しかもギャグが流れに無関係に連発される。 違和感、やりすぎ感があるけど、それが笑 い…

門井慶喜「ゆけ、おりょう」

「竜馬がゆく」に対応しての「ゆけ、おり ょう」なのだろう。竜馬死後のおりょうさ んについてはなんとなく知ってはいたが、 竜馬が維新後ほぼ忘れられ、おりょうも忘 れられ(わざと表に出ずか)、市井のなか で暮らしたということ。維新により亡くな った…

黒沢清「スパイの妻」

テレビ欄を見ていたらまだ去年に公開した ばかりの「スパイの妻」を放映するという のであわてて見た。なぜだと思ったらそも そもNHKのドラマでありそれを劇場公開し たようで、それがヴェネチアで監督賞を取 ってしまったということらしい。 さて、戦争、時…

スタジオジブリ「ゲド戦記」

暇だったのでテレビ放映を機にようやく見 ることにした。テレビドキュメンタリーで、 宮崎駿が息子が監督したこの映画を見て無 言で帰っていくシーンがあって、うーんと 思っていたが、見てその気持ちはよくわか った。 映画ってできてみないと監督には良し…

春爛漫2

にんじんの葉っぱが10日間で大きくなった、 不思議なものだ、可愛い。 春爛漫で、そわそわする気持ちは否めない 蟄居がやっぱり飽きてきているのだろう。 自粛を求めながらオリンピックだけが例外 扱いで、またも新しい名前の措置が、やれ やれ。 2冊の本を…

エマ・トンプソン「新しい人生のはじめかた」再見

10年振りの再見であるらしい。 エマ・トンプソンが好きである。なのでも う一度見ようと思い見たのだが、いつまで たっても思い出せない、最後まで初見と同 じ。おお大丈夫か、記憶が消えていく。 エマ・トンプソンはやっぱりいいなあ、ラ ストシーンでハイ…

辻原登「熱い読書冷たい読書」

はじめてのエッセイというか書評。 作家というのはすごいなあ、なんでも読む、 むつかしいものを読む、博覧強記というの でしょうね。 やっぱり古典を読まなきゃなあという気分 になる。 新版 熱い読書 冷たい読書 (ちくま文庫) 作者:辻原 登 発売日: 2013/0…

小野不由美「図南の翼」

ベストセラー十二国記シリーズの一冊、シ リーズの6作目らしい。十二国記シリーズ は読んでなかったところへ友人が「白銀の おか玄の月」を貸してくれたので読んでみ たがむつかしすぎて。シリーズの内「図南 の翼」を目黒考二(北上次郎)が絶賛する のでこ…

安倍夜郎「深夜食堂」1~9巻

ブックオフの100円棚で深夜食堂9冊が並ん でいたので買ってきた。読み始めたら読ん だことがあるような、調べたら1~3巻を すでに読んでいた。4~9巻までは未読な のでまあいいか。そうだ映画も見たのだ。 深夜食堂(1) (ビッグコミックススペシャル) …

フレッド・アステア「足ながおじさん」

本を読んでいない。 孤児の女の子(18才だから女性か)が、い つものアメリカ人が好きな元気で勝気な役 どころで、なにごとにも動じないところが いい。でもなあ、留学させてもらえるのは いいけど、高級ドレス一式を贈られてきた り、NYに招待されてスイー…

火の鳥大地編(上)

「火の鳥」は高校に入る春休みにはじめて 黎明編を通して読み夢中になりすべてを買 って読んだ。未完のまま手塚治虫は亡くな り、今回、小説として大地編が刊行された。 期待度は十分、早速読み始めたのだが、こ れはマンガを文字にした読み物か。文学と は…