2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アイデンティティ

選挙の投票に行った大学生が自分の選択が 多数派の人たちと同じだったのでよかった とのコメントを新聞で読んで驚いたことが ある。同調圧力とかではなく、人と同じだ と安心するというのが今の風潮のようだ。 昔、わたしはいかに人と違う自分になれる か、…

香川照之「鍵泥棒のメソッド」

キネ旬で脚本賞を取ったコメディ映画だと いうので見てみた。金持ちと貧乏人が入れ 替るところから話はどんどん動いていき、 落着くところへたどり着く。なるほど脚本 賞だなと納得。香川照之が変な役どころを らしく演じている、映画「キサラギ」を思 い出…

色弱16:CUD講演会

CUD(カラ―ユニバーサルデザイン)に 関する講演会を聴講した。「色弱のデザイ ナーが語る色覚と色彩の世界」という演題 で栗田正樹さんというデザイナーの話。コ ンピュータを使ってデザインするのは色弱 者にとってもハンディが小さくなり、また チームで…

橋本治「橋」

亡くなった橋本治の昭和三部作と云われる 作品の3つ目をようやく読んだ。 橋本治「巡礼」 - 風 信 子 日 乗 橋本治「リア家の人々」 - 風 信 子 日 乗 人は時代や世相の中で生きている、いやお うなく暮らしている。ここではわたしの少 し上の世代の女の子が…

スティーブン・ソダーバーグ「アウト・オブ・サイト」

ジョージ・クルーニーが大スターになる寸 前の主演作か、いつのまにか大物になって いたからな。ソダ―バーグもどうなんだろ う。映画は、これもまたわたしの好みでは ありませんでした。ちょっと食い足りない というか未消化というかうまく云えない。 アウト…

万城目学「とっぴんぱらりの風太郎」

大作である。直木賞候補にもなった。でも 残念ながらわたしの好みではありませんで した。途中から話はぐいぐい進む、それで もなあ、もったいないから最後まで読んだ けど、あら、そういうふうに終わるのか。 とっぴんぱらりの風太郎 作者: 万城目学 出版社…

無為な日々

「無為」は老子なのか。無為とは、作為的 なことはなにもしていないのにすべてを為 していること。そうか、わかったように無 為な日々と自賛していたが、そうやって法 螺を吹くのか。 まいにちなにをしているんですか、という 質問は返答に困る。じゃああな…

不全骨折2

10日目の整形へ。レントゲンの結果、進 展なし。ひびで骨がずれている、そのまま 固まるのを待つということのようだ。ヨガ もスイムも行かず・・・やれやれ。 年金が動きだしたようだ、そのまま妻に取 り上げられた、やれやれ。

名芸大卒業制作展

近所の名古屋芸大の卒業、院修了制作展を ふらふら散歩がてら見てきた。若い人たち が大きな制約もなく表現できるのはすばら しいことで、でも多くの人たちはこれが最 後の制約のない表現になるのだ思うと、も っとはじけてほしかったと思うのは外野か らの…

ART NAGOYA 2019

ホテルナゴヤキャッスルにて開催のART NAGOYA 2019に行ってきた。すこし知 っている京都のアートゾーン神楽岡から 案内をいただいてのこのこでかけた。ホ テルの部屋を展示会場にする催しはひさ しぶりでなかなか面白かった。なぜかわ けわからん現代アート…

生検

1月下旬の人間ドックで胃カメラの生検と なりその結果を聞いてきた。引越して新し い病院なので説明は丁寧、まあとりあえず 大丈夫だったんだけど胃壁の細かい説明が あり今後の参考になった。やれやれ。

ストリートビュー

グーグルのストリートビューをはじめて見 たときは感動し、かつ怖ろしかった。我が 家の外観がまる見えである、長く留守にし ていたこともあり外壁が醜いまま放置して きた。今回ようやく外壁をやり直したのだ が、ふとストリートビューを思い出したの で見…

伊丹十三選集第一巻日本人よ!

伊丹十三は昔からずっときになる存在だっ た。エッセイはほぼ買って読んだし、翻訳 の「主夫と生活」も買ったし、モノンクル も2、3号まで購読したし、CMや遠くに 行きたいはオリジナリティに溢れていたし、 大江と同級生だとか妹と大江が夫婦だとか、 父…

不全骨折

座布団の縁に引っかけた左足小指が痛くて 腫れたので整形外科へ行ったら、骨にひび が入っていた。笑う。

夏目漱石「倫敦塔・幻影の盾」

11冊目。 「猫」を書き始めて、並行して書かれた初 期の短編をまとめたもの、まだ試行錯誤の 頃なんだろうか。倫敦塔は以前読んだこと がある、漱石がロンドン留学してすぐに訪 問した感想文である。昔行った時のなんと もいえない暗い歴史の淀んだ空気感を…

立春

環境が変わり、水が変わり、と勝手に乾燥 肌になった理由をつける。いくらかましに なってきたので、1ヶ月半以上振りにスイ ムに行く、なんと息切れする、500m泳 ぐのがやっとである、いちから立て直しし なければ。 アメフトのスーパーボウルの録画を見た。…

夏目漱石「硝子戸の中」

漱石10冊目。「がらすどのなか」と思っ ていたが「がらすどのうち」だったこと をはじめて知った。 昔読んだことがあるが、まるで反応しな かった記憶。あらためて読む、断片的な できごとの随筆。死が身近にあることが わかる、私生活を垣間見ることができ…

山本義隆「近代日本一五〇年」

維新後の明治からの富国強兵の流れが整理 されており、それが敗戦まで行き着くこと を示している。知っていることも多かった が、米との不平等条約のように朝鮮には不 平等条約を締結したことや、支配地でのイ ンフラの役割等そりゃあそうだねと納得す るこ…