2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
短編小説集、主人公の私は関川本人のふり をしてのフィクションであろう。中年にな った自虐的な私のせつない物語とでもいお うか、夜のカフェテラスという短編が好感 をもった。アルルで描かれた夜のカフェテ ラスは手前のテーブルの2つの椅子はゴーギ ャン…
ひとつの時代についてフィクションとノン フィクションを並べて、結果として「戦後」 を語る。そのなかのひとつに「二十歳の原 点」がとりあげられている、当時高校生の ときに読んだ。すでに連合赤軍事件と重な ってこうではなかったはずだとの向き会う 前…
リタイヤしても、まだ収支がよくわからな い経済状況なので生活を見直す形になって いない。しかし、大きなきっかけとして車 を処分した、しばらく躊躇もしていたが決 断することにした。当面、必要なときは、 息子の車にシェアさせてもらうことにした がう…
はじめて「空飛ぶ馬」を読んだのはいつだ ったろう。もう30年近く前なのか。「円紫 さんと《私》」シリーズとして日常の謎と いう新しいミステリーを読み、《私》の瑞 々しさに惹かれ、シリーズは成長小説にも なっていて楽しみだった。 途中から難しくなっ…
光は電磁波で可視光線域の波長を人間は見 ることができると習った、スペクトラムと いって短波長の紫から長波長の赤までが見 ることができる。ところが色相環というの も習った。これがなんとゲーテ、若きウェ ルテルの悩みのゲーテが考えたものである とい…
誰でもその時代に左右されて生きる、例え ば1940年前後の若者は戦争に行き、また 数十年前までは地域格差も大きくそこでも 苦労があった。 この本は、世代の異なる6人の男と家族の人 生を昭和から平成まで描き日本人の軌跡を 辿る、個々の人生が時代と環境に…
L-錐体、M-錐体、S-錐体と3つあるのに、 なぜL-錐体、M-錐体はかなり重なっている、 隣接しているのかについて、医学の分野で 説明らしきものを見つけた。 https://www.nig.ac.jp/color/barrierfree/barrierfree.html 細胞工学というから学術誌なのだろう、…
録画してあったアニメ映画、原作も知らな いしなにも知らず見る。うーん、重い現実 をしっかり受けとめる、誰もが持つ善悪、 無意識のコミュニケーションをしっかり描 き、安易な人物設定になっていないところ が画期的なアニメなのではないか。絵は残 念な…
買わないつもりだったが、ついamazonで。 拓郎のセレクトアルバムという本人が選ん だCD3枚組。内1枚はデモテープ曲集で これを聴きたくて。全曲に本人コメントが あり、曲を作る、仕上げるのにはいろんな ことがあるようだ。誰々のギターはどうだ とか…
知り合いのFacebookを見るためにやむな く登録したのだが、友達リクエストとか友 達申請とか知り合いかもとかうるさい限り。 どうやって受け付けないようにするのかわ からないので適当に処置をしたつもり。こ れを見て、たまたま私のFacebook登録を知 って…
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリング 共演のコメディアクションというのか。ラ ッセル・クロウは驚くほど太ってしまって、 ゴズリングはすでに肩を並べるほどの貫録、 娘役の女の子がキュートでいい役どころを 演じていた。
2016/03/01に興福寺の国宝館へ行き、は じめて阿修羅像他8体揃って乾漆八部衆立 像(国宝)を観たのだが、今回、大阪奈良 へ行ったのでやっぱり阿修羅像再見である。 いやはやみればみるほど阿修羅像、鳥頭の 像、象の冠を頭に被った像ととにかく魅力 に溢…
スイスの実業家コレクション、印象派を中 心に多くの作品を観ることができた。ルノ ワ―ルのイレーヌが目玉のようだが、並ん でいたコロー、クールベ、それにやっぱり ゴッホが観られてよかった。有名なセザン ヌの赤いチョッキの少年があり、うーん、 いつも…
名古屋伏見のG/PITというスタジオで演劇 を観てきた。展覧会形式の演劇という方式 で、演劇を囲んでランダムに座席が用意さ れ、固定ではなく自由に移動して観てくれ ということらしい。開演がなくいつでも入 場可なので、演劇を観ていると客が入って きてど…
久々に重厚な作品を見た。企業の不正に内 部告発する副社長研究者ラッセルクロウ、 テレビ局ニュース記者アル・パチーノ、そ の上司クリストファー・プラマー。 内部告発者の告発を嘘と思い込ませるため、 彼の過去の過ちや弱点を見つけ出しネガテ ィブキャ…
そうだったのか、雨の日に、聴こえない耳 の方は青空が広がっているのか。だから、 半分青い、ハンディがあるけど青空のほう へがんばっていこうという意味じゃないん だ。ハンディそのものが青空なんだ。
L-錐体、M-錐体、S-錐体と3つあるのに、 なぜL-錐体、M-錐体はかなり重なっている のか不思議である。ならばひとつでいいじ ゃないかとの疑問を持つ。(日本印刷技術 協会HPからの図参照) いろいろ調べていると、そこをきちんと説 明されているものがなか…
あまりテレビは見ないので、見ようかなと いうのは録画して見る。駅ピアノ、空港ピ アノはいつやっているかわからなくて、先 日総集編をやっていたので録画して見た。 とくになにということもない、世界の都市 で、住民、移民、旅行者、留学生、出張者 が、…
ハンズでラピスラズリの原石をみつけた、 はじめて見たので思わず買ってしまった。 フェルメールの青である。
知っている人にはあたりまえの話なのだが、 色をどうやって見分けるかは3つの錐体が あるかららしい。それでいくつかの疑問が あり調べてみた。疑問とは、 1.3つの錐体はL-錐体、M-錐体、S-錐体 といって、光の波長に反応する、興奮する センサーなのだ…
2006/06/12に藤田嗣治展でアッツ島の玉 砕という戦争画を見て、どうしてこれが戦 意高揚の絵なのかわからないと書いた。 実は反戦画を描こうとしたのではないかと も思わせた。しかし当時の国民の心情とし ては玉砕はお国のために戦ったので立派だ というこ…
2018/06/13 に名古屋ボストン美術館へ行 ってこれが最後と思っていたが、こんどは ほんとうに最後の展覧会に行ってきた。 ここで中国の屏風か襖絵があって、そこで 琴棋書画という言葉を知った。東洋で古く から教養ある人々にとって大事なたしなみ としての…
わたしは色弱者であるが、日常で困ること はあまりない、あるといえばあるのだがし のいでいける経験をつんできたのでたいし たことはないと思ってきた。鈍感というか 無頓着というか楽天的というか。 しかし日本だけでも数百万人の色弱者がい るのに大きな…
わたしは2型2色覚のいわゆる(先天)色 覚異常である。いまではこれを色覚多様性 ととらえ、色弱者(わたしはD型強度)と 云うようになってきた。 人類の進化の中で、このようななくてもよ さそうな特性は淘汰されてくるものだが、 それがある割合で残っ…
これは本の感想ではない、ただ立ち読みし ただけなのだが驚いた。官僚で事務次官ま で上り詰めた人が、面従腹背といえども自 分を失わずに、いや、官僚は優秀なので自 分を見失わない立派な人もいっぱいいるだ ろう。そうではなく安保法反対デモにも参 加す…
17年もマンション住まいだったので、台風 もまるで影響なく、風も雨も怖くなかった。 戸建てに引越して、久しぶりの大型台風で 風による家の唸りと庭や車庫の様子が心配 だった。映画見たり、本読んでるうちに寝 てしまったり、台風が通り過ぎるのをニュ ー…
10数年使ってきた「はてなダイアリー」が 終了するそうだ。「はてなブログ」に引き継 げるというので、どこかで移行しよう。 まあ、ひと区切りということだな。
2015/11/10に司馬遼太郎の「空海の風景」 を読んで、空海の思想、宗教とかを理解す るのは無理だが、一生のあらましくらいは つかんでいたが、ここでは高村薫が高野山 を中心に弘法大師と現代について思索する。 およそ司馬遼太郎の復習となったが、民衆 の…
この8月の酷暑は、わたしの長い人生でも っともだらだらしていた一カ月だったかも しれぬ。この暑さで毎日通勤しなければな んてもう想像できない、申し訳ないがあり がたいことだ。 65才まで勤めるという世間の雰囲気が人 生100年時代というフレーズで一…