2014-01-01から1年間の記事一覧

井上陽水「氷の世界ライブ」

テレビで井上陽水のライブを見た。 あのミリオンセラーの氷の世界をアルバム 順にそのまま歌うというアイデアのあるラ イブで、ずいぶん懐かしかった。たぶん大 学1年の時だったと思うがアルバムを持っ ていなくても全曲知っていた。清志郎の「 帰れない二…

池澤夏樹「南鳥島特別航路」

いまはない「旅」という雑誌に連載されて いた旅行記なのだが、ふつうの旅行記とは まるでちがう、池澤の好奇心の方向は鋭く 広く深い。ディスカバーはカバーをディス することとは当り前だが倉島厚の文庫解説 もよし。

池澤夏樹「虹の彼方に」

2000年から6年ほどの政治・社会へコ ミットしたコラム集。9.11を経てあや しい方向へ動いていくことへの敏感な目線 というか警句が述べられているのだが、今 になればまだどれほどよき時代だったかと 思わせる奇妙な感覚。 でも池澤にはこういうこ…

三谷幸喜「酒と涙とジキルとハイド」

テレビ録画してあった三谷幸喜の新作の舞 台を観る。ただ笑えるだけの芝居をしたい とのことだが、もうひとひねりがほしい、 三谷にはそれができると思うのだが、私に は大爆笑とはいかなった。主演の初舞台の 優香が敢闘していたが、ハイジになったと きの…

一万人の第九2014その3

昨日は3回目のレッスン、最後のザイツム シュルンゲンからまた頭に戻って丁寧にお さらい。なかなか頭と体が細かい部分に反 応していない、スフォルツァンドのところ や、発音のderをデルからディルへの修正す るところ、あっというまにレッスン時間が 過ぎ…

キアヌ・リーブス「47RONIN」

アメリカ人が忠臣蔵を題材にスペクタクル ファンタジーをつくるとこうなるという映 画だったようだ。 まあ、つっこみどころは山ほどあるのだが、 あくまでもファンタジーとして楽しむなら これでいいか(あきらめ)。アメリカ人は どんな風に読み取ったのか…

落ち着かなかった9月

なんとなく落着かない9月だった。 ヨガ教室は定着しつつあり、身体の 堅さ、股関節や肩関節の硬直さを自 覚しすこしづつ動かしていく。 こころもからだも開いていくことな んだろう、これからは特に。

講談社現代新書「ふしぎなキリスト教」

2013年1月に池澤夏樹の「ぼくたちが 聖書について知りたかったこと」を読むな ど、ときどきキリスト教の入門書的なもの を読む。欧米の人達が二千年近くも信仰し てきたものはなんなのか、なぜ私やまわり の日本人はあまり受け入れられないのか、 現代…

読み直す高村薫「照柿」(上)(下)

8月9日に読み直す高村薫「マークスの山」 について書いたが、今度は「照柿」。以前に 講談社の単行本で読み、今回読み直したのは 新潮文庫版。 熱処理工場と東京大阪の酷暑を舞台に合田雄 一郎と幼なじみが堕ちていく。 出張の新幹線で読み始め、ホテルに…

ひと区切り

先日さりげなく60才になり、そのあと定 年を迎え、形の上では定年退職し再雇用と なり、まったく同じ仕事を続けているので 誰も気にも留めず、ひと区切りついたかつ けたかわからぬままにひとつのハードルを 越えた。淡々と越えられたのは幸いと思う のが…

ヴァネッサ・レッドグレイブ「アンコール」

渋いイギリス映画をテレビ録画で見た。あ の好きな映画「ジュリア」のレッドグレイ ブが年老いてまさに名演。 ところが真ん中のあたりで亡くなってしま い、話は夫役のテレンス・スタンプと息子 との確執に移っていく。 年老いたスタンプが自分の人生に向き…

ダスティン・ホフマン「カルテット」

ダスティン・ホフマンの初監督作品をテレ ビ録画で見た。音楽家たちが住むイギリス の超高級老人ホームを舞台に、スポンサー 達を対象にコンサートを行う話で、年老い た声楽家が過去の名声と栄華を越えて今を 受け入れていく、それをリゴレットの四重 唱に…

一万人の第九2014その2

レッスン2回目、今日は行くのが大変だっ た。まだテンションがあがってこない、そ ろそろなんとかしなくては。

「映画と恋とウディ・アレン」

ウディ・アレンの映画が好きでできるだけ 観たいと思ってきた。これはウディ・アレ ンの初期からの作品と映画作りのドキュメ ンタリー、マイナーな映画館で短い間上映 されていたけど観に行けなかったがようや くDVDで観た。 やっぱり創作する仕事はもの…

宮本輝「水のかたち」(上)(下)

三連休は芝居を観に行った以外はいわゆる 残暑バテと理由をつけてごろごろしていた。 それで寝っころがってDVD見たり、読書 したり。 宮本輝は有元利夫をよく装丁に使うのだが、 いつもいいなあ、もっと長生きしてほしか ったなあ。さて、50代女性主婦…

contondo公演「走れメルス」

長堀橋のウィングフィールドという小屋へ、 contondo公演、野田秀樹の初期の作品であ る走れメルスを観てきた。遊眠社のときは 段田や上杉祥三らがやり、NODAマップ では深津絵里、小西真奈美、中村勘太郎ら が演じた芝居だ。 小さな小さな舞台での野田…

ウディ・アレン「ローマでアモーレ」

ウディ・アレンの先日観たブルー・ジャス ミンのひとつまえの映画をDVDで見る。 こんどはローマが舞台。何組かのストーリ が絡むことなく展開していくがその切り替 えはうまい。道化師のアリアはよかったし (今度聞いてみよう)、名優ベニーニの動 きは…

ディズニー「アナと雪の女王」

宮崎駿を退けてアカデミー賞をとったディ ズニーの作品が日本で記録的な大ヒットと なり、ようやくDVDで見た。アナと雪の 女王は姉妹だったとは知らなかった、だっ たらエルサとアナが原題かと思ったらフロ ーズンだった。ラストで助けに来るクリス トフ…

セイモア・V・ライト「モナリザが盗まれた日」

本箱の奥の方から探し出してきて読み直し た。モナリザの実物を遠目に見た記憶がな くならないうちに。 盗まれるときはわりと簡単な方法で盗まれ、 意外な展開がありあっさりと解決する、モ ナリザもだからいまもルーブルにある。そ のノンフィクションであ…

一万人の第九2014その1

10年続けた万九も昨年はお休みし、本当 の第九コンサートの合唱団に参加したが、 この万九は不思議な魅力があることを再認 識しふたたび参加することにする。抽選に 当たって11回目である。 今年の第1回目のレッスンが昨日(9月 8日)梅田のブリーゼ…

メリル・ストリープ「31年目の夫婦げんか」

なかなか身もふたもない話なのだが、メリル・ ストリープはどんな役をやってもうまいなあ。 トミー・リー・ジョーンズも日本のCMに出 稼ぎに来てるだけでなく仕事をしている。い ままで語られることがなかったさまざまな高 齢者の問題がオープンになってく…

ジェフリー・アーチャー「運命の息子」(上)(下)

久しぶりにJ・アーチャー。ジェットコー スターのようなストーリーでそういうもの だと知っていればそれはそれで楽しめる。 主役の二人が倫理観が高くわかりやすいの で余計すいすい読める。 今週は火曜と木曜の2回東京往復したので ちょうど1冊づつ上下…

ナオミ・ワッツ「ダイアナ」

これはイギリス映画なんだけど、「クイー ン」といいそこまで表現していいのかと思 わせる。これもダイアナのある種暴露話で、 アラブの金持ちのことはすこしは知ってた けど、ほとんど興味なかったので医者との 関係なんかはまったく知らなかった。これ を…

カトリーヌ・フロ「大統領の料理人」

当り前だけど、フランスにもいろんな女優、 特に若くはないけど魅力的な女優がいる、 この映画もはじめてみるカトリーヌ・フロ という名前の女優。フランス大統領の料理 人から南極基地の料理人そしてさらに新し い場所でと、タフな女性の活躍ぶりが楽し い…

ジャン・レノ「シェフ!」

フランス映画シリーズは、大物ジャン・レノ のコメディ。こういう小品は楽しい。

猛暑じゃなかった8月

大阪の8月は猛暑日がゼロだったそうだ、 信じ難いが。 ピロリ菌は2回目で除去できたらしい。 ヨガに行き、歩き少し走った。

森ノ宮ピロティホール「朝日のような夕日をつれて」

朝日のような夕日をつれて 21世紀版作者: 鴻上尚史出版社/メーカー: 論創社発売日: 2014/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る鴻上尚史が新宿の紀伊国屋ホール50周年 記念公演として、17年振りに「朝日のよ うな夕日をつれて」の再演を…

100:ロダン美術館前

これも撮った写真からトレースしたもの。 昨日のに比べてこのトレースはすこしかち っとしていて違和感もあるなあ。 ところで、2008年8月1日にはじめて ブログに水彩の1枚目をアップして約6年、 習いにも行かずただ自分流に適当に描いて いるだけで…

99:サンジェルマン・デ・プレ裏通り

これは撮った写真からトレースしたもの。 邪道ではあるが、それでも自分でしか描け ない絵になるのは不思議。

98:サンジェルマン・デ・プレ教会付近