2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

西川美和「ディア・ドクター」

笑福亭鶴瓶じゃなくてもよかったと思う、偽医者だとわかった後の 周りの反応がシニカルで、でもそこはあっさりと演出し、全体とし てはもっと大きなことを考えさせる堂々とした映画となった。 知らなかったけどキネ旬1位だったんだ。余貴美子はよかった。八…

コッポラ「レイン・メーカー」

映画は見はじめると癖になる、といってもビデオだが。 マット・デイモンの10年以上前の映画で、思っていた ストーリーとは違う新米弁護士の物語。マット・デイモ ンはなぜがいい役をいつも演じる、今回もちょっとでき すぎ、結末もできすぎ君。脇役の相棒…

クリント・イーストウッド「目撃」

実は、先にこれを見て、イーストウッド監督作品をもっと見よ うかと思った次第。これはなんといっても脚本がウィリアム・ ゴールドマンと知って懐かしむ、あの「明日に向かって撃て」 の、あの「大統領の陰謀」の。でも後半は大味かな。 脇役もエド・ハリス…

クリント・イーストウッド「グラン・トリノ」

ひさしぶりにしっかりとした映画を見た、テレビ録画だけど。 イーストウッド監督の作品の流れはわかっていないが、最後の 主演映画ではあるらしい。朝鮮戦争に行きデトロイトの自動車 工場のワーカーとしてアメリカを誇りに思う孤高の老人を演じ る渋いイー…

丸谷才一「遊び時間2」

遊び時間 2 (中公文庫 ま 17-4)作者: 丸谷才一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1983/07/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るこんなエッセイもあったのか、もちろん「遊び時 間1」は未読。

丸谷才一「食通知ったかぶり」

丸谷才一が亡くなって、正月の新聞の文芸春秋の 新年広告で「丸谷才一全集」を刊行すると掲載さ れていた。小説はほぼ持っているし、評論はむつ かしいので読まないし、エッセイは全集にはごく 一部しか載らないだろうし、などと思っていたと ころ、エッセイ…

山田詠美「学問」

山田詠美はうまい、だからあまり近寄りたくない。 でもときどき読んでしまう。 今回は、学問。なんという題名、そして内容、そう ストレートにくるのか。まいった。

高島屋ホール「現代書道二十人展」

久しぶりに書の展覧会へ。やっぱりデザインでしか 見られない。1階下の高島屋美術画廊で小品展もあ わせて見た。

三谷幸喜「90ミニッツ」

テレビ放映した芝居を見た。 笑いのない二人芝居、息子の輸血拒否をめぐる医者と父親の せめぎあい、緊張感のある90分の芝居、中央に天井から水 が落ちている。 さて、三谷はやっぱり喜劇がいい、ウェルメイドがいい。 ここには高揚感や劇的な展開がない、…

万城目学「ホルモー六景」

以前、「鴨川ホルモー」は読んでいたが、そのサイドストーリー 短編集。このあたりは森見とよく似た作風だ。京都で学生生活を おくる憧れみたいなものを今も思う。

椎名誠「絵本たんけん隊」

椎名誠が絵本をいっぱい子供に読んでやったことは知っていた が、私も同様にたくさんの絵本を買って、および図書館で借り て子供に与えた。いちばん好きな絵本は「もりのなかへ」とい うのも意見が一致、「かいじゅうたちがいるところ」もいいし、 「あな」…

池澤夏樹「ぼくたちが聖書について知りたかったこと」

むつかしい、知らないことだらけだ。けれどキリスト教のふと ころの深さみたいなものを感じる。 いままでもいくつかこのあたりのことは読んだことがあったが、 ほとんど無理解のまま。 もういちどいろいろ読んでみようかな。

走り初め

ようやく初日、何週間ぶりのことだろうか。 きのうは走ろうと思いつつ寒くて挫折し、天上のオリオン座を 眺めて帰った。今日はきのうよりはマシで、すこしだけ走った。

年頭にあたり

名古屋へ帰省しない10数年ぶりののんびりとした年末年始 6連休だった。大晦日は、もう40年振りくらいだろうか、 紅白歌合戦を全編見ながらの家族団欒があった。 やっかいなことはいっぱいあるけど、小さくても確かな幸せ 感がこんなところにもある。 世…