2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

内田百けん「第一阿房列車」

この作家はもっと老いてから読もうと思っていたが、ついつい 手に取ってしまった。黒澤明の映画「まあだだよ」で百けん先生 のことはなんとなくわかった気になっているので、この本での 偏屈、我儘ぶり、脱力感、ユーモアはそのとおり。 鈴木清順の映画「ツ…

池澤夏樹「氷山の南」

池澤夏樹の新作の長編小説、新聞連載だったようで、 新刊が出るのを楽しみにしていた。 設定はなかなかスケールが大きい、大柄な構成、主 人公の若者が魅力的である、すこし分別のありすぎ てリアリティに欠けるが、そんな若者の現代の冒険 小説、いや近未来…

万城目学「鹿男あおによし」

万城目の2冊目、出張の往路の間に読んでしまった。 これでいいのか、いいんだろうな。 新幹線のポイントが期限切れしそうだということが わかって、帰りにはじめてポイントを使ってグリー ン車で帰る。それで寝てしまって帰路は本を読まず。 (そんなわけで…

8/13日目

4月7日からはじめて、13日目。走ったのは8日。 雨で2日、出張で1日、遊びに出ていて2日。まあ、 こんなもんでしょう。よくわからないけど、初日に 走ったところを走ったらすこし楽だったかな。

あたらしいこと:4/5日目

スイミングスクールは半年続かなかった。 ピアノは3カ月続かなかった。 寝る前筋トレも続かなかった。 Wiiフィットネスも続かなかった。 デッサン教室へ行くのははじめてもいない。 先週末からジョギングを始めた。はじめて のことだ。たった7〜8分、…

檀ふみ「父の縁側、私の書斎」

おなじく激情型、破滅型の檀一雄をふりかえる檀ふみ のエッセイ。年をとって父を認め、懐かしむ。父と暮 らした家の思い出を語るのを読み、そうだな私たちは そういうものを知らぬ間に大事にして暮らしているん だなと納得。

城山三郎「部長の大晩年」

永田耕衣という有名な俳人(知りませんでした)が、 大企業の部長まで勤め上げ、しかし在職中から俳人の 道を歩みはじめ、退職後はその道に大きな花を咲かせ た、実在の人物を題材にした小説。リタイヤ後の人生 への興味から読んだが、これはそのような一般…

24年度はじまり

「Weblog風信子」をはじめて、すでに7年を超えたらしい。 ページビューももうすぐ10万ビューとなり、日割りすれば 毎日30から40人が見ている計算になり、そんなことは信 じられない、誰が観てくれるのか。そもそも備忘録のつもり なので、これからも…