2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

伊坂幸太郎「グラスホッパー」

きのうは3.11以来、はじめて東京へ行った。 行った先のビルの会議室には亀裂が入っていて、なんとなく 緊張した出張となった。 その新幹線の中で読んだのは、伊坂幸太郎。 ハードボイルド小説とのふれこみだが、読んでみたら ユーモア小説。押し屋、自殺…

堀田善衛・司馬遼太郎・宮崎駿「時代の風音」

宮崎駿が尊敬する堀田善衛、司馬遼太郎と鼎談した一冊。 彼らの知識、経験の豊富さ、深さに、宮崎駿は言葉もない。 それでも宮崎駿は、この本から飛躍的に大きくなって、 国民作家となる。

吉崎達彦「1985年」

戦後の転換点といわれる1985年についての新潮新書。 プラザ合意ってのはなんだろうと読んだが、わかったよ うな、わからないような。それよりもそのころの社会の 様子が懐かしい。筆者曰く、まだ若かった日本、午後2 時の日本。あたりまえのように過ご…

名古屋市美術館「ゴッホ展」

没後120年ゴッホ展は、東京、名古屋、福岡にしか 巡回しないので、名古屋へ行ったついでに観に行く。 こどもが二人とも行くというので久しぶりに家族4人 で美術鑑賞。さて、初期のニーネン時代から順追って の展示、油絵は少なかったがだいたいの様子は…

震える2

連休はやむなく用事で名古屋に行ってきた、より近いからか 大阪に比べてモノが少ない印象、GSも自粛休業がちらほら。 力がはいらない。つい被災された友人にまでぼやいてしまっ たが(反省)、いろんな人がいろんなことを云う。 もう、私は勝手なことを云…

震える

11日金曜、15時前、職場でゆっさゆっさとおおきく揺れる。 それでもおっとり刀で帰宅。状況にびっくり、テレビくぎ付け。 12日土曜、ほぼ1日テレビ。とてつもない津波被害に加えて、 原発トラブル、チャイナシンドロームを思い出す。テレビをつけ た…

村上春樹「雑文集」

単行本未収録の、タイトルどおりの雑文集。 彼はピアノを弾く、バッハを弾くのだ。 抽象画を描くのだ。

大阪市立美術館「日展」

今年も招待券を手に入れたので見に行く。 洋画に比べて日本画が元気な気がする。2、3点好きな画風があったが、 名前はすぐに忘れてしまう。前にも書いたが、その場で作家さんの情報が すぐに見えたり、取り扱い画廊の案内があるといいのになあ。関係者以外…

RDウィングフィールド「フロスト日和」

さすがのこの厚さでは出張の往復だけでは読めない。 フロストの2冊目。ミステリー要素は期待しないけど フロストはじめ人物は面白い、類型的ではあるけど、 面白い、面白い。さあ、3冊目へ。