2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ピアノ9サボテンの花

ピアノを練習しようと思ったわけは、ちょうど簡単なコードで ギターを弾きながらフォークソングを歌えるのと同じくらいの レベルで、ピアノを弾けるようになって、小田和正か財津和夫 がピアノを弾きながら歌うと同じくらいになれたらなということだ。 そし…

藤田宜永「愛の領分」

直木賞受賞作ということで手にとってしまった。 まあ、いってしまえは中年の恋愛小説なのだが、 仕立て屋という古風な職業に、主人公を置き、 静かな人生を送ろうとする彼に立つさざ波を 描いている。ただし、残念ながら私に跳ね返って くるものはなかったと…

瀬戸内寂聴「瀬戸内寂聴の源氏物語」

高校1年の古文の先生は、源氏物語が専門だった。 授業で少しやったようにも思うが、古文はなにも頭に入って おらず、とっかかりは大和和紀「あさしゆめみし」だった。 これで読み始めたのだが、あまりの光源氏のばかばかしさに あきれるあまり、風情も情緒…

恩田陸「ねじの回転」

歴史を改変されてしまったものを、元の歴史に戻す、 その舞台が2・26事件。面白そうな題材なのに、 以外に面白く感じられなかったのはなぜだろう。 ついいろいろ読んでしまう作家なのだが、ひとつ 相性が合致しないなあ。

ルネ・クレマン「しのび逢い」

ジェラール・フィリップ主演の、まあどうしようもない男の 恋愛遍歴という映画ですね。これがルネ・クレマンというから フランス映画は不思議ですね。

ピアノ8ワルツィング・マチルダ

もう飽きてきてしばらく弾いてなかったが、練習中の この曲、中学か高校の音楽の教科書に載っていて、 大声で歌ったことがある。・・・われら自由の労働者・・・ とかいう歌詞だった。 C、G7、Am、Fのコード。Amはわかりやすい。

田口久美子「書店繁盛記」

元リブロ、現在ジュンク堂池袋店副店長、有名な書店員のエッセイ とでもいうのだろうか。私は書店というところが好きなのだが、 好きだったリブロ、好きなジュンク堂にこの人ありということが、 あらためて実感できた。ちゃんとした書店員はそうとう偉い人だ…

キャラメルボックス「君のいた時間僕のいく時間」

録画しておいた芝居を見ようかどうしようかなと思って、とりあえず 前説を見ていたら、なんとこのブログ2007年10月31日に 読んだ梶尾真治「クロノス・ジョウンターの伝説」が原作であること を知り、観た。 主役の上川達也がオーバーアクションでち…

第158回利久寄席

堺東のそば屋「利久」での落語会にはじめて出かける。 そば屋の3階で、約50名の小さな座敷で3席。 桂佐の吉、桂米平、笑福亭竹林。 始まる前に1階のそば屋でそばを食べて会費2000円。 大阪らしいなあ。目の前で落語が聴けて楽しかった。

黒澤明「一番美しく」

うーん、困った映画だ。みんないい人ばかりの映画で、 みんな一番美しい。主演の矢口陽子という女優は、のち に黒澤明と結婚したとのことで、そういう映画だ。 これに感動しちゃいけないと私には自制心が働く。

五木寛之「林住期」

林住期という言葉は桐島洋子の本から知っていたが、 新しい期間に入るのではなく、その前の助走をうけて 林住期が始まるという発想はおもしろかった。 ただし、各所に書いたエッセイの寄せ集めで、全体と してはまとまりがない。最近の一連の人生論的な本は …

上野千鶴子「おひとりさまの老後」

妻が買って読んでいたので、ベストセラー好奇心から一読。 私が死んだ後の妻の人生というのに、いくらか関心もあったので。 上野千鶴子は別に好きじゃないが、こういうアジテーターは いてもよいと思っているので、変に叩かれるのは気に入らない。 本の中身…

ビング・クロスビー「我が道を往く」

日本と戦争をしていた1944年に、こんなに長閑で ヒューマンな、しかも神父が我が道を往くと言ってのける 個人を尊重した映画が作られていたのは驚くばかり。 いつも思うのだが、アメリカってときどきこういう善意に 満ちた個の力を信じる「できすぎ君」…

ピアノ7聖者の行進

GW中はなかなかピアノに向かえなかったが、久しぶりに 弾いてみたら、手がコードを覚えていた。 前に練習していた聖者の行進、CとG7とFだけのコード。

ヒッチコック「ダイヤルMを廻せ」

観たことがあると思っていたが、初見であった。 刑事コロンボをスマートにした感じのプロットの 確かな脚本。グレース・ケリーが美しすぎる。

奈良市立杉岡華邨書道美術館

ならまちの小さな美術館へ行く。行政改革で このような小さなところは閉鎖にならないことを 祈るばかりだ。ちょうど今井凌雪と門人展を 開催していた。

鴻上尚史「リンダ・リンダ」

2004年秋に上演された芝居、鴻上作・演出、山本耕史、松岡充らの 出演芝居のDVDを入手したので観る。 ブルーハーツの曲を並べてミュージカルのように歌いながら、ストーりー は進んでいく。このストーリーが感心しない。最近の鴻上は、僕たちの 好き…