2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

関屋晋「コーラスは楽しい」

ブックオフの新書コーナーで、今まで読んだことがない 分野の本を手に取るのはちょっとした楽しみです。そこで 岩波新書のこの本を見つけた。普通の本屋では絶対に探し 出せない本をここで手にとることができた。どの世界にも、 頭が下がるような立派な人が…

ウディ・アレン「おいしい生活」

全編しゃべりっぱなしの映画で、ちょっと疲れ気味 だったのでより疲れた。都会に住む人達をコメディと ペーソスに包むセンスはさすがであるが、これは すこしくどいな。もひとつ詩情がほしい。

日展

日展の招待券が今年も手に入ったので、大阪市立美術館 へ観に行った。大家を除いて知らない画家ばかりの大作を いっぱい見せられるわけだが、そのうち一人二人興味を もったときに、すぐにその画家の扱っている画廊がわかって そこへ見に行くと小品とかが見…

(36)版画教室展

第2回の教室展終わりました。一区切りつけて、 また続けようと思いました。

沢野絵の謎

上記と同様であるが、こちらはもうすこしまともにイラスト レーター沢野ひとしの評価をしている。それでも笑える。 身内話なのに笑える。

沢野字の謎

椎名誠、目黒孝二、木村晋介、沢野ひとしが沢野のコピーを さかなに、バカ話をするというシリーズ。昔からの男の友情 ってやつですね。

角田光代「対岸の彼女」

最近の女性直木賞作品を読むシリーズ、これでおわりかな。 桐野夏生、唯川恵、江国香織、山本文緒、村山由佳、そして 角田光代。この作品はうまい、また女高生のいじめの話かと 思いきや、重層的な展開が見事。ストーリーは好きじゃない けど、満足した。

桂雀松落語会

第50回雀松向上委員会という落語会を聴きに、なんばトリイホールへ 行ってきた。大阪へ来て落語を聴くのははじめて、100名ほどの 小さなホールで、スピーカなしの生の落語。雀松は桂枝雀の弟子で、 なるほど真似た素振りが見られる。ゲストは笑福亭鶴瓶…

映画「結婚しようよ」

なんばパークスシネマへ観に行きました。 吉田拓郎は、私達普通の人が普通の生活を送るのに対して、 私達ができないことをやって、私達が思っていながら表現 できなかった歌詞の歌を歌って、私達はそれに惹かれ、共感 したのではなかったか。 この映画での拓…

作品展準備

版画教室展覧会の展示準備を見に行ってきた。自分のはへたくそ。

映画「オペラ座の怪人」

1月10日の劇団四季を観て、映画の「オペラ座の怪人」を 見直す。ストーリーは明快、クリスティーヌの父親の影響 を強く感じさせる展開。わかりやすさゆえに、逆に、舞台 には一回性の醍醐味がある。 それにしても、このミュージカルの決め手は、すべて名曲 …

池澤夏樹「光の指で触れよ」

とても好きな本「すばらしい新世界」の続編が、読売新聞で 連載されていたが、ようやく新刊として店頭に並び、早速 購入して、ゆっくり丁寧に読む。 違和感。 林太郎は、風力発電エンジニアで、きわめて魅力的な人物で あるが、新しい恋をして(不倫とは云い…

搬入

めずらしく雪、版画教室展覧会の搬入に行く。

スタートボタン

人生にリセットボタンはないけど、スタートボタンは何度でも押せる。

北村薫「ひとがた流し」

この作家の取り柄は、ディテールの細やかさである。 文体は短いセンテンスの積み重ねで読みにくいのだが、 こういう品のよさみたいなものが心地よい。 特に子供の会話、親子の会話が好きだ。 「月の砂漠をさばさばと」のさきちゃんが再登場で懐かし かったし…

村上春樹・柴田元幸「翻訳夜話」

村上龍の「69」のあとがきは、私にとって大きな 意味を持つ文章であったのだが、この本を読んで、 引用であることを知る。 カルヴィン・トムキンズ「優雅に暮らすことは 最良の復讐である」という本があるということを。

司馬遼太郎「風塵抄」(1)(2)

新聞連載のエッセイ集を2冊。 彼のなかでもっとも軽やかに書かれたものではないか。 (1)の97「時」というエッセイで、「いかがお過ご しですか」「過しいい季節になりました」と過すという 言葉の奥深さを語る。感嘆。

(35)第2回教室展の案内

大阪の京町堀の「アーツアンドクラフツギャラリー」で 2月12日〜17日に開催します。 3枚ほど出す予定。

(34)裸婦2:エッチング

同じ日の教室で、レンブラントをもう一枚真似て 作ってみる。もっと落胆。