2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧
先週末に行った版画教室で刷ったもの。 エッチングで刷ったものに、ソフトグランドをかけて、 刷毛と鉛筆で濃淡をつけて腐食させたのだが、 腐食が足りず効果がでていない。 口縄坂は天王寺七坂のひとつで、かつて大阪から 海に日が沈むのを眺めることができ…
高村薫のはじめてのエッセイ集。 真面目な剛速球エッセイ。大阪へのこだわりは興味深いが、 変化球はないのか。(105)
私は一度も見たことがないのだが、高視聴率番組の 探偵ナイトスクープのなかで、大阪のアホと東京の バカの境はどこかというあほらしい話題から、 はるか歴史をさかのぼり雄大な学問の世界へ入り込 んでいく過程は心踊るものがあった。途中から むつかしくな…
私もブラバン少年だった。指導教官もいない、 コンクールにも出ない、好きな曲を探してきて 演奏するだけのクラブだったが、土曜の午後に 自主コンサートを開催したり、文化祭で演奏したり、 それは楽しい思い出だ。 これは私よりすこし後の80年代のブラバ…
洋画商協同組合が設立50周年を迎え、日本近代から現代の 洋画家の作品の展覧会が銀座のホールで開かれていることを 知ったので見に行く。 無料でこれだけの作品群を観られて満足した。
ルオーは私達の心を抉り取るような表現と、そこに聖なる 哀しみを滲ませてくるという画風で、目を離させないのだが、 それらの表現を検証してみようという展覧会。 かなりむつかしかった。
改修したブリヂストン美術館へようやく出かけた。 ここは東京駅から近く、背広を着たビジネスマンがふらり 見に来られる美術館で、広くなったというので楽しみにしていた。 レンブラントから抽象まで150点の展示。 堪能した。 中でも、私の好きなブーダン…
まじめな重松清のR18小説。 ちょっと読みたい官能とは違った。(540)
軽いエッセイに自分の知らない世界がいっぱい詰まっていて 教養がなければ理解できないはずなのに、ねっころがって 読むエッセイ集。人生ものエッセイは読む気にならないが、 こういうものはデビュー当時からずっと好きです。(105)
いままで読んだ作品とは少し毛色が違う。自分探しが 暗く圧し掛かってくる。この作家もそろそろ主なものは 読みつくしてしまったかな。(105)