2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

兵庫県立美術館「ドレスデン国立美術館展」

観てきました。 日曜なので混んでいるかと思いきや、フェルメールを独占して観ることができました。 「窓辺で手紙を読む女」は窓ガラスに映る女性の表情までよく見えて、感心しました。 レンブラントのエッチングもいいなあ。 欲しいなあ。 天気はいいし、海…

沢木耕太郎「冠」

普通は原稿を書き上げてから掲載している作者が、今回は、掲載されること を前提に原稿を書いている。人気作家であればどちらにしても掲載されるの は決まっているのでどちらも同じようだが、やはり練られた作品という印象 を受けない。 あくまで観戦記だ。 …

夏目漱石「こころ」

3冊目だ。 中学生のときの読んだのだが、武者小路の友情と 話がだぶって記憶しており、こんな話だったかと驚く。 明治の知識人の近代における苦悩として、現代にあふれる利己心と いうものを深く思索する。 まったくもって漱石は現代文学だ。

村上モトクラシ

村上春樹の作品とエッセイ周辺の落差はきっと戦略なのだろう。 今回は村上モトクラシといういままでとちがう切り口で。 「arne」での自宅紹介といい、想定外の展開ですね。楽しみができた。

自治会の花見は、先週の日曜が雨で延期、明日の日曜が雨予想で結局中止。 静かに見てきました。 葉のない花だけで満開だから桜は美しいといわれる。 毎年、待ち望まれて、それに応えるように日本を縦断していくのは、桜の特権か。

警句

ここじゃないもっとどこかへと吉田拓郎は「遥かなる」という曲で歌ったけど、 ある高校生の言葉に、 「ここでないどこか」を探すのではなく「ここでなにか」を探す、と。

宮脇壇「それでも建てたい家」

もう、家を建てられるなんてことはないと思うが、 志のある建築家はしっかり勉強していることがわかる。 しかも建築だけでなく。 先日亡くなった丹下健三も偉大だったという記事ばかり。 やっぱり勉強なのだ。