キャサリン・ゼタ=ジョーンズ「理想の彼氏」

ゼタ=ジョーンズは好きな女優なのでつい

見てしまった。彼は15才年下の草食系男子、

いわゆる肉食系のゼタ=ジョーンズが徐々

にこの男に惹かれていく。この男の気分は

よくわかる、子守や掃除とかは好きじゃな

いけどバリバリ働かなくても穏やかな毎日

が過ごせれば幸せだというのはよくわかる、

しかもこいつは仕事をやらせれば有能でか

つ世界の貧しいところへも入り込んでいけ

るタフさもある、でも穏当なのも好きなん

からしょうがないんだろう。

父親役のおじいさんがなぜかアップになる

し、どこかで見たような気がするなあと思

っていたら、なんとアート・ガーファンク

ルだった。わあ、高校のときずる早退して

「愛の狩人」を観に行ったことを思い出し

た、動くアート・ガーファンクルが見たか

ったのだ。

理想の彼氏 特別版 [DVD]

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  • 発売日: 2010/11/03
  • メディア: DVD
 

 

「黒澤明映画はこう作られた」

NHKでやっていたドキュメンタリーを録
画して見た。昔、影武者を撮影している
ドキュメンタリーを見たことがある、仰
天した、役者を怒鳴りまくっていた、あ
んな緊張した現場で映画を撮れるんだろ
うかと按じた。それに比べれば今回のド
キュメンタリーはおとなしいものだ。天
皇と呼ばれ君臨する映画監督の姿はいい
ものを作りたいという気持ちからとやさ
しく説明、亡くなった後でも忘れられず
評価は上がる名監督、巨匠であることは
間違いない。
黒澤映画30本はすべて見た。
小学生の時に父親と観に行った「天国と
地獄」、姉の婚約者と観に行った「どで
すかでん」、レンタルビデオというもの
が現れてようやく見た「七人の侍」、他
の作品を含めてバリエーションに富み、
ほのぼのとした作品でも大柄な映画だっ
た。いいものを見せてもらった。
黒澤とウディ・アレン大森一樹、大林
宣彦は全部見たいと思ってきた。黒澤し
か追っかけられていない。

色弱20:紅葉

紅葉は緑が赤になる、補色の位置にある緑

が赤になるにはどこかを通過していくはず

である。緑に赤を混ぜると理屈では補色な

ので黒になるが実際には茶色のようなくす

んだ色になる。そうか、緑の葉は枯れて茶

色になりその後赤くなるのだろうか。茶色

は黄色っぽい茶ということもあろうか。

色弱者のわたしでも赤はわかる、緑もわか

る、下の写真の赤、緑はもちろんわかる、

黄色ももちろんわかる。でも絶賛するほど

美しい景色、山一面の紅葉はおよそ赤が主

であっても茶色や緑が混ざっていて色が交

ざりあいぼやっとした感じに見える、うま

く云えないけど色弱者のわたしには声を挙

げるほどの感動がない。このあたりの微妙

なことはやはり普通の人にはうまく伝わら

ない。この写真はきれいだな。

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インフルエンザワクチン接種

8、9年ぶりにインフルエンザのワクチン

接種をした。11月というのに20℃を超え

る暖かさが続いて散歩も気持ちがいいのだ

が、からだのバランスもよろしくない。

岩波新書鷲田清一「哲学の使い方」を読

んだ。途中から読めない、むつかしい、飛

ばし飛ばし読んだ、いくらかはわかったが

やっぱりそれがどうしたと思ってしまう、

わからない、哲学。きもちのバランスもよ

ろしくない。

哲学の使い方 (岩波新書)

哲学の使い方 (岩波新書)

 

 

時間の流れ

これは書いた話だったか。

時間というものを川の流れに例えると、未

来は川上か川下か。

なんとなく川下が未来だ、これから流れて

いくのだからとイメージしていたのだが、

川上が未来だという人もいる。

川上の水はこれからここにやってくるのだ

かららしい。なるほどなあと感心する、人

は自明のようなことでも同じようには見な

い。世の中はじんわりとなんともいえない

空気がしのびよっていると思える、でもな

んとも思わない人たちも多い、そのほうが

いいという人たちもいる。歴史の流れの中

にいるのだと痛感する、でもなんだかな

思うのを変えることはできない、川上か

未来が来ようと。

 

原田マハ「あの絵のまえで」

いつもの美術題材の短編集。このジャンル

を切り拓いた彼女はなにを書いても許され

る世界がある。ここからその絵を見に行く、

羨ましい限り。

〈あの絵〉のまえで

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  • 作者:原田 マハ
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: 単行本
 

 

クラウディア・カルディナーレ「ローマ発、しあわせ行き」

軽いタッチのイタリアのコメディラブロマ

ンス、疲れた時にボーと見る。

こまかい展開はどうでもいい、老母が徐々

に大事な役どころになっていく、最後は主

役に。しわしわのおばあちゃんなのだが風

格を感じる。あとでwebを見たら、なんと

クラウディア・カルディナーレだった。よ

くは知らないけど、MM(マリリン・モン

ロー:アメリカ)、BB(ブリジッド・バル

ドー:フランス)、そしてCC(イタリア)

の時代があったのである、古いなあ。

しわくちゃになってもカッコいい。

ローマ発、しあわせ行き [DVD]

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  • 発売日: 2016/11/02
  • メディア: DVD