「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

なかなか厄介な映画だった。歴史は勝利者

が作るとはこういうことだ。ヒトラーがあ

れだけの悪者だったゆえに、国民を熱狂さ

せ世論を鼓舞して戦意をあおる姿は強い決

断だったと称賛されるのだ。

戦時の政治家なので4千人を犠牲にして30

万人を救う戦略はありうるだろう、しかし

4千人を見殺しにする、捨て石にするのは

権力者であること、戦争とはそういうもの

であることを忘れてはいけない。

チャーチルを称えるだけでなく、苦い教訓

だったという映画であったか。

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (字幕版)