橋本治「巡礼」

巡礼 (新潮文庫)
橋本治戦後三部作について、2017/08/26の
「リア家の人々」に続いて、順番は違うが
ようやく「巡礼」を読んだ。
ゴミ屋敷の主人がいかに戦後を生きそうい
うことになったのか、明快な理由が語られ
るわけではない。しかし戦後の時代の変化
はあまりに急激でうまく付いていけなかっ
た人達がいる、それをひっくるめての戦後
なのだろう。あと一作は「橋」だ。
「巡礼」の装丁、文字は平野甲賀、大胆!